成績が相対的に上位にいかない、ということだけで、劣等感を感じていたわけではありませんでした。クラスの女子はみんな痩せているか中肉中背の可愛らしい子ばかりでした。私は凛々しい顔立ちではありましたが、とてつもなく太っていたので、男子にとっては、まず恋愛対象外でした。私と肝試しなどのペアを組まされる男子にとっては、罰ゲームとしかいいようのないキャラでした。マラソン大会の時に、私がビリの集団で走っていた時にも、大勢の男子に指を指されて笑われました。太っていたことが原因で生じた心理的トラウマが、その後の人間関係を構築していくうえで、大きな影を落としたのです。